先日滋賀県に行った際、行っておきたかった場所に立ち寄った。
関ヶ原の戦いに敗れた石田三成が居城していた城跡をみに
彦根駅から徒歩15分のところにある佐和山城跡へ。
彦根駅には佐和山城主石田三成の資料が飾ってある。少しだけだけど・・・。
駅を降りて佐和山へ向かう途中のかつての城下街。
看板等はなく、住宅をぬって歩く。
現地に到着するなり驚きと落胆。地元の有力者達が私財で建てたと思われるよく意味のわからない
美術館やこのアクリル板で造られた瑞岳寺。
関ヶ原の戦いで敗れた石田一族が最後まで守っていた佐和山城の天守閣の複製。
中は倉庫・・・。戦いに敗れたのち大老井伊直弼が居城したが、のちに跡かたもなく取り壊され
今では本丸の石垣が少し残っている程度。三成の功績を偲んでのちに建てられたこういった建造物は
管理者がいないのか今は廃墟状態でした。入館料1000円と書かれた看板のそばに「ご自由にお入り
下さい」の文字が・・・。
敗者には何も残さないのが戦国の世か?いや現代にもいえる事かな・・・。
事実、関ヶ原の戦い前この地を治めていた三成やこの佐和山城の文献が極端に少なく
何もないと思われて遺構調査もほとんど行われていなかったそうです。
それでも確かにここで戦があったのは事実。石田一族の魂が眠っているこの地を
訪れる事が出来てよかった。気合い入ります。
ここまで来たらもうひとつお城探訪(^。^)
彦根駅を挟んでちょうど向かい側にある彦根城へ。井伊直弼ゆかりの城であるが実際直弼は
佐和山城へ居城してすぐ他界しているので、この彦根城の再建計画は息子直継が引き継いだそうです。
彦根城は、勝者の象徴として建設が急ピッチで進められ近くの城を崩した際にでた資材を移築される
形で建設されたエコなお城。(お城造り自体がエコかどうかは別として・・・)
こんな近くに建てる必要があったのか?っと思うほど近く(2㌔くらいしか離れていない)
佐和山城の領民に三成が慕われていた事のへの嫉妬もあったのだろうと感じた。
彦根城の天守閣から見下ろす彦根の城下町。その名残を多く残すこの彦根の街は
彦根城とともに世界遺産登録に向けて取り組まれているそうです。
この城の城代はここで何を見て、何を思ったのか?
お城探訪、よかったです(^。^)
余談ですが・・・
全国ご当地ゆるキャラサミットが開催されるこの彦根市はご存じ「ひこにゃん」の誕生の地。
駅ではひこにゃんが出迎えてくれます。
そしてたまたま駅前のイベントで知ったのですが、10月2日滋賀県東近江市にて
第1回全国ご当地うどんサミットが開催されるそうです。近江牛うどんいただきましたが
美味しかったです♪詳しくはこちら→クリック