「スパイクを買いに」 はらだ みずき
読み終えました。
時間がないといいながら本は読んでいます。
WCがあるからではなく、本の紹介文に書いてあった言葉がなんとなく
心に引っかかって手に取った。
「いつからだろうか。そういう、ささやかだけれど、夢中になれるものを失ったのは・・・」
夢中になれるものが無いわけではない。ただこれといった趣味もない。
自分の時間=仕事の時間。
大変ありがたく贅沢な事なのはわかってますが
そんな自分に何か引っかかるものがあったのでしょうね。
本は手に取ったときが読み時。
だからか一冊一冊読むごとに感銘をうけています。
人生にスパイスを!!
中学校の息子がサッカー部をやめてしまい
あれだけ大好きだったのになぜ?っと悩むサラリーマンの岡村さん。
息子の気持ちを知りたくて、なぜかやったことのないサッカーを始める事に・・・。
微妙な年頃の子どもの心情を理解したい気持ちがよくわかるし
新たになにかにチャレンジしていく41歳の岡村さんの姿に
元気をいただきました。
いったいどれだけの人達が人生に忘れ物をして、その忘れ物をしたことすら
忘れていくのでしょうか?
岡村さんはサッカー未経験者でしたが、その心情の変化には同調できる部分が
多々ありました。
私のように学生時代のほとんどの時間をサッカーに費やした人なら
この本を読んだあと、きっとスポーツショップに行くでしょう。
新しいスパイクを買いに・・・。