「鬼降る森」 髙山 文彦
読み終えました。
作者の故郷、宮崎県西臼杵群高千穂町地方の話。
高千穂には天孫降臨伝説や古くからの変わった風習があり
そのどれもが神秘的である。
高千穂地方には行った事がありませんが、作者の望郷の思いや
天孫降臨神話を紐解いたくだりが、まだ見ぬ高千穂の地を目の前に
感じられた。
神話は往々として語り継がれるもの。
文献や書物は後付けの様なもので、実際に語り継がれるものこそ
真実に近いように感じる。
今も高千穂の人々が語り継ぐ神話こそ真実なのかもしれない。
また物語の随所に近所の方々の暖かさを感じる事ができる。
自分達の家を近所の人たちで集まって作っていたと言う話も
今では考えにくい話ですが、本当に近所の人も家族なんだなと思い
懐かしさすら感じられた。
最近体の芯が弱っているように感じるので高千穂のパワースポットに
パワーをいただきに行きたいものです。